17年度「産業社会学」(立命館大学産業社会学部)に対する受講生の感想

以下の文章は産業社会学部で2017年度に担当した産業社会学の授業に対する感想です。感想提出者の全員分を無修正、順不同で全文掲載しています。

講義期間 感想記入 受講登録者数 試験出席者数 感想提出者数 感想への記名 記名提出者数
17年9月29日〜17年1月12日 17年12月22日講義終了時 72名 40名 自由 18名

  • この産業社会学の授業では、私たちがこれから社会に出ていく上で学んでおくべきことが多かったと感じる。特に印象深かったのは、女性でも総合職を担いながら、家庭(育児など)も充実したいということで、両立は可能なのだ!と訴えかけていたビデオである。(2回生)
  • 労働の話が多かったので、少し興味がわきにくかった。けれど派遣のバイトをしている僕にとっては、派遣社員のことや派遣の仕組みについての講義は意欲的にとりくむことができて良かった。(1回生)
  • 身近な働くということに対しての知識が得られて、充実した授業だと思う。(1回生)
  • 1回生の頃、基礎演でブラック企業について調べていたこともあり、もともと労働問題に関心があったので楽しく講義を受けることが出来ました。黒板もわかりやすく書いて下さったので、内容を理解しやすかったです。(2回生)
  • 産業社会学というタイトル通り、私自身が学んでおかなければならないという関心からこの講義を受講しました。
    講義では労働者が関わる立場を知ることができ、様々な問題点も把握できたので、今後の学習に活かしていけると感じました。(2回生)
  • ・板書・資料・解説ともにわかりやすく、また私語も少なく、集中して講義を受けられた。
    ・基礎部分ということで、これまでなかった観点の発見や、自分の考えをまとめるのにも役立つ講義だった。(3回生)
  • なかなか普段、大量の板書をしてくれる先生というのはいないのですごいなと思います。単に授業を進めるのではなく毎回復習をしてくれてありがたいです。楽しみしている授業のうちの1つです。(2回生)
  • 産業社会学部の中、数少ない授業方針の一貫性をはっきりしている授業だと思う。内容も充実で、コミュニケーションも自由にできている。
    何か改善の所があるかというと、やはりマナバの活用も望んでいます。(2回生)
  • 板書は正直きつかった。しかし、先生の声の大きさや、説明の質がとても高く、大変理解しやすい授業であると感じた。就職するにあたり、様々な雇用形態や人それぞれの働き方(イクメン)など、知れたので学力はもちろん一人の人間として成長を計ることができる授業であったと感じた。
    とても満足できました。ありがとうとございました。(2回生)
  • 大学の授業では珍しく板書カッツリ型の授業で、気が引きしまる思いだった。一方でレジュメがないため内定式やサークルの大会で欠席した回の内容を入手できないため途方にくれている。(知り合い受講生いないため)その点を除けばとても好きな講義スタイルで、吉田先生の他の講義も受講したかった。(4回生)
  • 黒板の字が大きくてみやすいので目が悪い身としてはとても助かりました。説明や板書のしかたも分かりやすくとても良かったです。スクリーンにプリントの内容を出すときに消すのが少し早いと感じることがありました。(1回生)
  • 雇用形態や日本や海外企業の在り方、処遇など今まである程度しか知らなかったことについて理解を深めれたと思います。ただ、板書がいつも下の方まで書き過ぎで見えない部分が毎回ありました。(3回生)
  • 産業社会学を受講して、日本の雇用形態であったり、女性、男性の働き方の違いなどがあったりということを知ることができて、今後の自分の将来の働き方について考えさせられました。受講できてよかったと思います。(4回生)
  • 来年就活をするにあたって、現在ある労働の問題や歴史などを知れてよかった。ただ単に授業を受けるだけでなく今後の自分に有効な話が多かったので、良かった。(3回生)
  • 現在の社会は労働者よりも企業や使用者に有利な法理や状況になっていると思いました。なので今のままだとさらに非正規雇用者の割合が増え不安定な社会になってしまうと感じました。(2回生)
  • 請負業務と派遣労働は、似ているようで違っているものだというのを知った。以外と興味深いものだなと思った。(1回生)
  • 元々「労働」という大きいなテーマに興味・関心がありましたが具体的な雇用形態や労働法、労働に関する歴史について学んでいませんでした。この授業ではこれら全てを学ぶことができ、また社会に出て働く上で必要な知識を得ることができたと感じています。雇用形態の変遷や理論の内容は難しいものでしたが先生は丁寧に解説して下さったと思います。
  • 話と重点を黒板に同時進行でやってもらえたので頭に入ってきやすかったです。ノートも見直しやしやすくて良いと感じました。下の方に板書をされると、パソコンとかに隠れて一切見えないので、もう少し上に書いていただければ、ありがたかったかなと思います。(1回生)
  • 先生が手書きで板書されるので、授業のペースについていきやすかったところが良かったと思います。グラフたデータなどの資料も多く、過去と現在を比較しながら内容を理解できる授業だと思いました。(1回生)
  • 一つ一つの語句、概念に対する説明が簡潔かつ丁寧なのでとても分かりやすいので、ノートをとるときもまとめやすいです。また欧米や過去の日本における状態と比較して考える〜というテーマにもとても興味深いです。
  • 将来、企業でつとめたいと思っているので、雇用関係について詳しく知れて、将来の役に立つだろうなと感じることがすごく多いです。今日の授業でも発注元企業が直接、請負会社の労働者に指揮することがけいないとか知らないことが多いのですごく自分のためになると思いました。(1回生)
  • 授業の内容はとても面白いのですが、板書量が多く、また、パワーポイントで黒板が消されて見えない時が多々あり、書ききれません。一度、板書をゆっくりしてほしいです。
  • 学んでゆくにつれて日本の労働環境が改善されていると感じる部分も多少はありますが、それ以上に大変な状況になっていると思う部分の方が多く感じます。(6回生)
  • 興味を持っている労働関係の話を丁寧に、分かりやすく聞けてすごくおもしろい授業だと感じました。
  • 日本の企業の雇用形態や他国との比較は私自身とても関心があることなのでいつも興味深いと思いながらお話を聴いています。また資料などの活用でよりわかりやすいと思っています。板書のスピードが個人的には少し速いと感じましたが、それ以外はとても良いと思います。(4回生)
  • 今までの講義で自分の仕事に対する無学さが浮き堀りとなった。例えば、海外の仕事事情についてはもちろんのことアルバイトに至るまで自分なりに分かっていたつもりだが実際には年代ごとに日々移り変わりゆく事情であったと知りこれからの自分のためになる素晴らしい内容でした。(2回生)
  • 自分は産業社会というのが何か、いまいち掴めずにこの学部学科に入りました。しかし、後期のこの授業を経てなんとなくどういうことをする学部なのか理解できたと思います。今の日本社会の危機的な部分を多く知り、自分のこれからの生活にも活用できることだと思いました。(1回生)
  • かなり難しい講義内容であったと感じた。というのも、自分の日本の雇用形態に対する知識が低すぎて、初めて知ることがたくさんあるため、内容に追いつけない部分が少しあった。そろそろ試験も近づいていることや、これまで習ったことを忘れないよう、日々ノートを見返そうと思いました。(1回生)
  • 板書が多くて大変でしたが、学部の名前にある産業社会学は取って損が無かったと思います。
  • 先週、この授業を受けた後に派遣労働に行ってきました。ここ最近の間接雇用、特に有期、パート、アルバイト、派遣の話を聞いた上でだったので、自分は労働契約に関する書類に十分に目が通せていたか不安になりました。幸いその派遣左記は優良な職場で難なく業務を終えることができましたが、今日の授業を聞いていっそうこれからは気をつけようと思いました。(1回生)
  • 今回の授業は間接雇用の形態ということで、請負労働者や個人事業主などの特徴について詳しく知ることができた。また日経連による雇用のポートフォリオということで前回の授業の復習も兼ねることができたと思った。
    また請負労働者の中でも3つの労働力のタイプがあったので3つとも忘れずにその特徴を掴んでいきたい。(2回生)
  • 1、2回生で受講する人が多い講義なので、4回で受けることには抵抗がありましたが、今まで習ったことをふり返りながら、所々忘れていたり知らなかったりした穴を埋めていけたのでよかったと思います。
    受講人数が少ないため、非常に静かで授業に集中できる環境がありがたかったです。わかりやすい授業をありがとうございます。(4回生)
  • 日本と海外を比較しながら雇用というものが企業と労働者の間でどのように調整されてきたか歴史をふり返りながら学ぶことができて面白い授業だったと思う。就職やアルバイトにこの授業で得た知識を役に立てられれば力強い味方になってくることだと思う。(2回生)
  • 今回講義を受けて、日本の労働システム、雇用形態の問題点があることを学び、とても分かりやすかったです。手書きのノートなので覚えるのも早かったです。(3回生)
  • 産業構造の変化で例えば企業が倒産した場合、よりフレキシブルな雇用柔軟型の労働者、特定の(でもすたれた)技術に長けた長期/専門性の高い(=ついでに学歴なども高め)、
    新しい産業では。どちら優遇されるのでしょう(2回生)
  • 日本だけでなく、アメリカなどの海外の雇用形態の歴史について詳しく知ることができた。特に日本に関しては、戦後から現代までどのように雇用のあり方が移り変わってきたのかということを理解することができた。(1回生)
  • 今、日本が非正規雇用を増やしていてこれから先もどんどん非正規が増えるのではないかと心配でした。請負雇用は雇う側にとって都合の良い雇用形態だと思いました。規制がゆるくなって雇う側にとって楽な雇用形態が広まっているような時代の流れを感じました。(3回生)
  • 12/1にみたクローズアップ現代のビデオがとても印象に残りました。3年生の私にとって「女としてこれからどんな仕事をえらび、どう働きたいか」を考えることは非常に重要であり、吉田先生の授業はこのことを考える上でとても大事な「日本社会の歴史と現状、そして近未来の動き」を教えてもらえるコンテンツでした。極めて興味深かったです。新年の授業もたのしみにしています。よいお年を(3回生)
  • 今回の講義の感想は2点。
    1点目は、構内請負について。就職活動中、ある製鉄会社を受けた際、選考過程で工場見学があった。X社(注:企業名については教員の責任で匿名化した)の工場だったが、そこの会社が構内請負をしており、誇らしげに語る社員が印象的だった。講義前まで構内請負、又は請負の定義を知れて学びになった。
    2点目は従来の日本型慣行を支持する労働者の割合が増えているが、その要因が雇用形態の多様化や正社員の厳選によるものかと感じた。(4回生)
  • 板書中心であったが、卒業してから働くうえで自らが弱い立場にならないための知識が多く含まれており、将来をイメージしながら聞くことができました。(3回生)