2001年1月上旬の労働関連の記事

1/10 女性の待遇改善せず?・2010年未来予測2(日経):10年後も職場での男性優位が続き、男女差別はなくなっていないとする女性たちが過半数を超えていることを紹介。「こんな会社ならなくなってもいい」とする声を取り上げている。

1/10 ワーキングウーマン新世紀・国内編2(日経夕刊):一つの会社、一つの職業に拘らず、「自分」を求めて転職し、成功した女性たちを紹介。

1/10 厚生労働省、期限付き雇用の契約指針を作成(日経):厚生労働省は、有期雇用のトラブルを防止するために、更新の有無や更新時の判断基準等を事前に示すべきだとする指針をまとめた。

1/10 外国人のIT技術者、在留規制緩和(日経):政府・自民党は情報技術分野の外国人技術者の受け入れを促すために、技術者の認定基準の引下げなど在留資格を緩和する方針を固めた。

1/10 独、失業者21万人減(日経):ドイツ連邦雇用庁が発表した2000年のドイツの失業者数は388万9000人と昨年よりも21万人減少、失業率も0.9ポイントも減り9.6%となった。

1/9 ワーキングウーマン新世紀・国内編1(日経夕刊):仲間と集って起業に取り組む女性たちを取り上げ、横へとつながっていく新しい職場のあり方を紹介している。

1/9 6割が退社意向・2010年未来予測1(日経夕刊):日本経済新聞社の行った調査によると、20〜30代の女性の5人に3人は10年後には現在の会社に勤めていないだろうと予測している。

1/9 倒産時の賃金保護強化(朝日、日経):厚生労働省は経営破綻した際に、不払いとなっている賃金や退職金などの労働債券の保護に乗り出すことにした。

1/9 転職OK、日本版401Kを先取り?(朝日):「確定拠出型」の性格をもった中小企業退職共済を取り上げ、401Kと比較。運用非課税、補助金が与えられてきたから公平性に問題があるのではという見解を指摘している。

1/9 職人芸、ハイテクにお任せ(朝日):職人が何年もかけて習得した技能を、コンピュータ等を用いたハイテク技術に取って変わられようとしている現状をルポ。金型メーカーの「インクス」の無人工場などを紹介。この手の話は、何十年も前から繰り返し聞かされてきたために、どうしても話半分で聞いておきたくなるという職業病を患っております。

1/9 韓国、再び失業者100万人も(朝日):秋以降、景気が減速してきた韓国で、雇用情勢が厳しくなってきている。ある研究機関では失業者が100万人を超えると予測している。

1/9 サラリーマンアンケート調査から・生活編(日経):4割の人がこの5年間で人生観や人生設計が「変わった」と答えているが、そのキーワードが「脱・会社」「自分」であるとして、自由回答欄に書かれていたことを紹介している。

1/8 日立・富士通、社内教育に能力主義を徹底(日経):日立は役職別だった社内研修を改め、能力主義に基づいた選抜制を導入。また、富士通は経営幹部候補を育てるために、今後5年間で500人の若手管理職を欧米のビジネススクールに派遣する。

1/8 サラリーマンアンケート調査から・仕事編(日経):自由回答欄から、実力主義やITの導入に対するサラリーマンの考え、不満などを紹介している。

1/8 松下電工、雇用延長に本人裁量(日経):松下電工は60歳定年後に、働く日数や時間を本人が選べる再雇用制度を4月から導入。再雇用希望者は、3つのタイプの日数・時間の中から選ぶことになる。

1/8 製造業の残業時間、減少(日経):厚生労働省がまとめた毎月勤労統計によると、11月は製造業の残業時間が7ヵ月ぶりに減少。生産の伸びが一服し、景気への影響が懸念されている。

1/8 米シリコンバレー、「寄ら場大樹」の古巣復帰(日経):ネットバブルが崩壊する中で、アメリカのIT産業で人材の大移動が起こり、新興のネット企業、ベンチャー企業から、かつて働いていた経営の安定した大手ハイテク産業へ戻る人が増えている。

1/7 日本の予感6・東大中退フリーター(朝日):フリーターとして生活する若者が増えているなかで、彼らの可能性とリスクを論じている。

1/7 日産、車両組立に新分業システム(日経):日産は、部品メーカーに車両の主要部品の組み立ての一部を移管し、開発、品質管理を任せる新しい分業形式を導入する。

1/6 日本の予感5・官から民へのシフト加速(朝日):行政改革で特権を失った官庁から、民間へ優秀な人材が流出している。官僚を辞め、民間に移った人々を追っている。

1/6 日本経済の進路を聞く・規制緩和で雇用の受け皿整備(日経):経済同友会の小林陽太郎代表幹事へのインタビュー。企業は雇用を支え切れないので、規制緩和を行い転職を前提とした制度の整備をする必要性を説いている。

1/6 NTT労組、ベア要求を断念(日経):民間最大の労組であるNTT労組は、業績見通しの悪化やグループ間での格差拡大を受けて、今春闘ではベースアップを要求しない方針を決めた。

1/6 日産、退職金に成果主義(日経):日産自動車は個人の業績によって受取額が1年ごとに決まる成果主義の退職金制度を2001年に導入する。

1/6 サラリーマンアンケート調査から・生活編3(日経):雇用延長が進まず、年金の支給年齢も上がって行くなかでのサラリーマンの不安感を取り上げている。

1/5 シアワセですか・2・リストラした男(朝日夕刊):リストラを「する」側に回ったサラリーマンが、「去るのも地獄、残るも地獄」という言葉に拘り、リストラ後に退社し、再就職支援会社に勤めるまでの心の動きのドキュメント。

1/5 経営人へチャンスをつかむ・米国編下(日経夕刊):相対的にグラスシーリングのないIT産業。そこで経営陣となり活躍する米国女性たちのキャリアや働き方を紹介。

1/5 GM、一時帰休を追加実施(日経夕刊):新車販売が落ち込み、年始年末に全米数工場で操業を休止していたGMは二万人規模のレイオフを8日から1週間追加実施すると発表した。

1/5 コクヨ、人材派遣に参入(日経夕刊):コクヨは人材派遣産業に参入した。オフィス家具・事務用品メーカーが参入したのは初めて。

1/5 雇用ミスマッチ拡大(日経):公共職業所に寄せられた新規求人件数に対する就職件数の比率を示す「求人充足率」が2000年には大きく低下し、同年11月には24.9%となった。企業が4人募集しても1人しか採用出来ておらず、特にIT関連の充足率が低く、雇用のミスマッチが拡大している。

1/5 サラリーマンアンケート調査から・生活編2(日経):ライフワークは何ですかという問いにほとんどの人が「趣味・スポーツ」でしかない要因を、自分の時間がないこと、仕事人間などに求めている。

1/4 ITの本場で日本女性挑む・米国編上(日経夕刊):アメリカのIT産業で働く日本女性の声を取り上げ、彼女たちのチャレンジング精神やアメリカの雇用の厳しさなどを紹介している。

1/4 サラリーマンアンケート調査から・生活編1(日経):職場の人間関係がどのように変わってきたかについて概略。中高年で家庭回帰の現象が顕著だとしている。

1/3 サラリーマンアンケート調査・生活編(日経):日経によるサラリーマン調査の生活編。この5年間で「人生観が変わった」とする回答が4割を超え、会社よりも家庭へ軸足を移すサラリーマン像を示している。

1/1 定期国民意識調査結果(朝日):朝日新聞社が行っている国民意識に関する調査結果から、就労意識や生活観の変化などを取り上げ、その背景にネットの普及を見ている。

1/1 日本の予感・壁越えアジアに融合(朝日):アジアに進出する伝統産業、職を求めて日本にやってくる人、あるいはその逆に排斥的な動き(オーストラリアのポーリン・ハリソン現象)などを題材としながら、アジアとの壁が溶けだしてきた日本の状況を提示している。

1/1 人流2001(朝日):世界各国での人(労働力)の流れが加速化している状況を伝えている。

1/1 日航、パイロットをCMで募集(日経):日本航空は今年4月からテレビCMを通じてパイロットを募集する。かつては花形職業であったパイロットも最近、人気がなくなっているという。