2006年8月中旬の労働関連の記事

8/20 人口減で明日は・働き方編(朝日):定年後の働き方によって、どう賃金が変わるか検証している。

8/19 雇用ルールを問う・4(日経):現在検討されている労働契約法では、審判制度だが、金銭解決を認めるとする点で議論が分かれている。労使双方の言い分を検討している。

8/18 検証、構造改革・4(朝日):デフレ経済の中、企業業績改善のために小泉内閣は雇用形態の多様化を進める政策を進めてきたが、非正規として働く人たちの不安定な働き方が悪循環をもたらしかねないと警鐘を鳴らしている。

8/18 不正求人500件超す(朝日):東京都内の人材派遣業者や請負業者がハローワークに求人申し込みを行う際、派遣先や発注元の企業を偽っていたケースが、今年3月以降分だけで500件以上あったことがわかった。

8/18 雇用ルールを問う・3(日経):雇用形態の多様化のいきすぎを是正しようとする行政の動きを時代遅れと批判する記事。

8/17 雇用ルールを問う・2(日経):戦後を支えてきた男女「家庭内分業」が崩れつつあるとした上で、性別にかかわらず、働き方を柔軟に選択できる制度を導入すべきであるとしている。

8/17 外国人実習生に対する雇い主の不正増加(朝日):日本の技術を学ぶ目的の外国人研修生や技能実習生に対する雇用主側の不正行為が各地で増加。最低賃金以下で働かせる「違法雇用」や申請外の企業で研修させる「名義貸し」について取り上げている。

8/16 インターンシップ拡大(日経):大学生向けにインターンシップ(就業体験)を実施する企業が増えている。今年の夏休み期間中に実施する企業数は昨夏に比べ約40%の増加。

8/16 霞が関などの国家公務員、残業は月38.9時間(日経):東京・霞が関の中央官庁などで働く国家公務員の残業時間は月平均で38.9時間にのぼることが、国家公務員で組織する複数の労働組合の調査で分かった。

8/16 雇用ルールを問う・1(日経):現在検討されているホワイトカラーエグゼンプションを後押しするために書かれた記事。ホワイトカラーは時間に縛られず働かなければならないとし、過労死などの問題は全く取り上げられていない底の浅い記事。

8/15 人口減で明日は・働き方編(朝日):少子化によって働き方はどう変わるのか。25年後の状況を予測している。

8/15 「メール残業」広がる(朝日):日本労働弁護団が6月に実施した「残業・労働トラブルホットライン」に419件の相談が寄せられ、99件が長時間労働についてのものだった。インターネットを活用し、帰宅後も会社の仕事を続ける「メール残業」が広がっているという。

8/15 経団連、偽装請負解消策検討へ(朝日):日本経団連の御手洗冨士夫会長は13日、大分市内で記者会見し、製造業の現場で横行する「偽装請負」の解消を目指し、経団連で対策を検討する方針を明らかにした。

8/15 介護休業の取得0.04%(日経):正社員など常用労働者のうち、過去1年間で介護休業を取った人の割合は0.04%にとどまることが厚生労働省の調査で分かった。前回調査(2002年度、0.05%)と比べ微減。

8/13 トヨタ系企業、労災隠し(朝日):トヨタ自動車グループの部品メーカー「トヨタ車体精工」(TSK)の高浜工場で今年3月、請負労働者が全治4週間のけがをしたのに、TSKも請負会社も労働安全衛生法で義務づけられている労災の報告をしていなかったことがわかった。

8/13 内職、10年で半減20万人に(日経):家庭で簡単な作業を請け負う「家内労働者」が減り続けていることが、厚生労働省の「家内労働調査」でわかった。1995年に約55万人いた家内労働者は2005年には約20万7000人まで減少した。

8/13 パート春闘、時給11円増(朝日):今年の春闘で初めて「パート共闘会議」を立ち上げた連合は、パートの待遇改善に関する交渉結果をまとめた。パートの時給引き上げを求めた労組の場合、平均21.3円の賃上げを要求し、同11円の増額回答を引き出していた。05年に比べて0.7円高い回答水準。

8/12 旭硝子、専門知識ある者を役員待遇に(日経):旭硝子は専門知識の豊富な人材に最高で役員級の待遇を与える「プロフェッショナル」の制度を設け、このほど課長級の社員20人を任命した。

8/12 労働者派遣、税理士など容認(日経):政府は11日、税理士、司法書士、社会保険労務士の3業種について、労働者派遣を認める方針を決めた。

8/12 シャープ下請け、労災偽装(朝日):シャープの亀山工場で04年3月に全治約1カ月の労災事故が起きたのに、シャープの工場ではない場所で事故が発生したように偽った「労災とばし」の報告書が下請け会社によって作成され、労働基準監督署に提出されていたことがわかった。

8/11 労働10分=ビックマック1個(朝日):スイスの大手金融UBSグループが、世界各国でビックマック1個を買うのに必要な労働時間を調べた06年の調査で、10分の東京が最短となり、最も豊かという結果が出た。

8/11 昨年の女性就職者数、12年ぶり離職上回る(日経):厚生労働省が10日発表した雇用動向調査によると、女性で昨年1年間に就職した人は392万人、離職した人は388万人となり、1993年以来12年ぶりに就職者数が離職者数を上回った。