2008年4月上旬の労働関連の記事

4/10 松下電工、女性管理職4割増(日経):松下電工は1日付で人事部内に専門組織「ダイバーシティ推進室」を発足した。2010年度に課長級以上の女性社員を07年度比1.4倍の60人、外国人を同2倍の50人に増やす計画。

4/10 ベビーパウダー、石綿労災に認定(朝日):アスベスト(石綿)を含むベビーパウダーを仕事中に吸い込み、中皮腫で亡くなった東京都内の男性に対し、足立労働基準監督署が労災認定をしていたことがわかった。

4/10 不払い「すき家」告訴(朝日):「すき家」を展開するゼンショーが、残業代などを適切に支払わなかったとして、すき家仙台泉店のアルバイト3人が8日、同社を仙台労働基準監督署に刑事告訴した。

4/10 ドイツの中高年らの求職者対策(朝日):ドイツが05年に始めた働く世代向けの支援策が、様々な立場の人に活用されている。支援策を足がかりに再び自立へと踏み出した人たちを訪ねている。

4/10 出産退職・残業はコスト増(朝日):内閣府の専門委員会の試算によると、女性が出産後も働き続けることができれば、退職する場合と比べ大企業で22万円コスト削減ができることがわかった。また、残業時間を1日30分短縮した場合、企業規模により年間1000万円〜3億円ほど削減できるという。

4/9 3メガバンク労使交渉、ボーナス5%増要求(日経):三井住友銀行が2008年度の従業員賞与(ボーナス)をめぐり、労働組合が提示した5%増の引き上げ要求に即日満額回答したことが8日、わかった。三菱東京UFJ銀行とみずほフィナンシャルグループも労組が5%増の要求を掲げ、労使の交渉が続いている。

4/8 20代後半−30代前半、働く既婚女性半数(日経):男女雇用機会均等法が制定された1985年から22年間に、出産などで就業が制限されがちだった20代後半から30代前半の働く既婚女性がほぼ5割まで増えたことが7日、厚生労働省のまとめで分かった。

4/8 ニュースがわからん!(朝日):1日に施行された改正パート労働法についてやさしく解説している。

4/7 石綿関連事業所公表も…患者支援団体から批判(日経):石綿被害に関連する事業所を厚生労働省が公表したが、患者支援団体から「情報開示が不十分」との批判が上がっている。事業所名や取扱時期などは開示されたが、事業所の所在地は明らかにしなかったため。

4/7 リーガル3分間ゼミ(日経):上司が飲み会で女子社員にセクハラを行った。現場に同席していた男性社員にも責任はあるかというテーマをもとに、セクハラに関する主なガイドラインなどをまとめている。

4/6 09採用前線、「3月までに内々定」2割(日経):2009年春の新卒者の採用活動が本格化している。日本経済新聞社などが実施した調査によると、ほぼ2割の学生が3月下旬までに「内々定」を得ていた。

4/6 大手銀・地銀、パートの正社員化を加速(日経):改正パートタイム労働法の4月施行に対応するため、大手銀行や地方銀行がパート社員の正社員への登用を急いでいる。横浜銀行や三井住友銀行などの動きをまとめている。

4/5 コロムビア、早期退職に68人(日経):コロムビアミュージックエンタテインメントは4日、募集していた早期退職優遇制度に正社員68人が応募し、3月末で退職したと発表した。

4/5 トヨタ系など販社の8割、「みなし労働制」廃止へ(日経):トヨタ自動車、日産自動車などの系列の販売会社の8割強が「みなし労働時間制」を廃止し、実労働時間を管理する制度へ変える。

4/5 米雇用、3月8万人減(日経):米労働省が4日発表した3月の雇用統計によると、非農業部門の雇用者数は前月に比べ8万人減少し、3カ月連続のマイナスとなった。5年ぶりの大幅な減少。朝日4/6に同記事。

4/5 成長戦略の足下・下(朝日):改正高年齢者雇用安定法は、65歳までの雇用確保を13年度までに実現するよう義務づけているが、多くの企業は消極的で働き手の希望に追いついていないのが現状だという。

4/4 レイコフ、社員半数を指名解雇(日経):民事再生手続き中のレイコフが、3月末にグループ全社員(300人以上)の半数を指名解雇していたことがわかった。

4/4 留学生「社員に採用」9.6%(日経):独立行政法人労働政策研究・研修機構の調査によると、過去3年間に外国人留学生を卒業後にフルタイムの社員として採用した実績がある企業が9.6%だったことがわかった。従業員300人以上の企業では36.3%と3社に1社が採用した。

4/4 現場が壊れる・5(朝日):「効率経営」の名の下、肩書きは正社員でも実態は使い捨てされている「なんちゃって正社員」の現状を伝えている。

4/2 東芝社員自殺、妻の日記で労災認定(日経):東芝の男性社員が2001年に自殺したのは、仕事による過労でうつになったのが原因として、熊谷労働基準監督署が労災認定したことが1日分かった。同労基署は男性の妻の日記を基に、恒常的に1カ月当たり100時間前後の時間外労働が続いていたことを認めた。

4/2 08年賃金・賃上げ率1.74%、上昇は小幅(日経):日本経済新聞社は1日、2008年の賃金動向について主要企業の速報結果をまとめた。賃上げ率は回答を得た79社の平均で1.74%と2年ぶりに前年を上回ったが、上昇幅は0.09ポイントと小幅だった。

4/1 鳥取三洋にパワハラ認め賠償命令(日経):鳥取三洋電機の女性従業員が、不当に退職を迫られたなどとして、会社と人事担当者に損害賠償を求めた訴訟の判決で、鳥取地裁は31日、職場でパワーハラスメントがあったと認め300万円の支払いを命じた。

4/1 雇用者数、2月2%増(日経):厚生労働省が31日発表した2月の毎月勤労統計によると、雇用者数が前年同月比2.0%増えた。このうちフルタイムで働く人の数は同2.4%増と大きく伸び、1年4カ月ぶりにパートの伸びを上回った。