2008年8月上旬の労働関連の記事

8/10 「うつ病で休職」支援策は?(日経):うつ病で休職を余儀なくされた人のための経済面での様々な公的支援策や、職場復帰プログラムの現状などをまとめている。

8/10 バランスで充実の人生を(朝日):「仕事と生活の調和」(ワーク・ライフ・バランス)についての社説。調和を実現していくためには、個人の意識改革や企業の積極的な対応が重要なカギになるとし、政府はかけ声だけではなく、制度の改革を強力に進めるべきだとしている。

8/10 国を開く「静かに浸透 外国人家政婦」(朝日):日本で増加している外国人家政婦について、法的保護や労働環境の実態などをまとめている。

8/9 NTTグループ、育児退職者に再雇用制度(日経):NTTグループは、育児のために退職した社員を再雇用する制度を導入した。退職後3年以内であれば、退職前と同じ資格や給与水準で再び入社できる。

8/9 過労自殺の賠償求めて政府系金融機関を提訴(朝日):政府系金融機関「農林漁業金融公庫」の男性職員がうつ病になって自殺したのは過酷な長時間労働を強いられたためだとして、男性の両親と妻が8日、同公庫に1億4646円万円の賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こした。

8/9 育児休業取得率アップ(朝日、日経):厚生労働省の調査によると、育児休業の07年の取得率が、2年前と比べて女性は17.4ポイント増の89.7%、男性は1.06ポイント増の1.56%と大幅に向上したことがわかった。

8/8 雇われずに生きる・4(朝日):個人で複数の企業から仕事を請け負う人は「インディペンデント・コントラクター」(IC)などと呼ばれ、新しい働き方として増えてきている。仕事と育児の両立を目指し、ICとして働いている人などを取り上げている。

8/7 職場ぐるみで子ども歓待(日経):「ファミリーデー」を導入する企業が広がり、家族に好評だという。紙おむつの性能実験など家族工場参観日を実施しているユニ・チャームプロダクツや、職場ぐるみの歓待をしている損害保険ジャパンなどを紹介している。

8/7 日雇い禁止、労使綱引き(朝日):厚生労働省の労働政策審議会の部会が6日、実質的な議論を7カ月ぶりに再開した。日雇い派遣の禁止などについて、労働者側と使用者側の意見は対立。労使の意見調整は難航しそうだ。

8/6 トヨタグループ、非正社員削減広がる(日経):トヨタ自動車グループの国内生産拠点で非正社員の削減が進んでいる。直近3−4カ月間で、デンソー、関東自動車工業など主要5社の削減人員数は、派遣社員・期間従業員を合わせて約2300人に上った。

8/6 最低賃金、時給700円台で決着(日経、朝日):厚生労働省の中央最低賃金審議会小委員会は5日、最低賃金について、時給687円の全国平均額を15円程度引き上げることで決着した。

8/6 マクド、「名ばかり」店長を非管理監督者に(朝日):日本マクドナルドが就業規則を変更し、店長を労働基準法上で労働時間管理や残業代の支払いの対象外となる管理監督者から外していたことが5日、分かった。

8/4 禁煙は採用条件(日経):採用条件に「禁煙」を掲げる会社が登場するなど、喫煙者は就職がしにくい時代がやってきたという。ネット広告のライブレボリューションやホテル・スキー場運営の星野リゾートなどの取り組みを伝えている。

8/4 リーガル3分間ゼミ(日経):出向先で起こした不祥事を理由に、出向元が社員を解雇することができるかという問題について答えている。

8/4 ストレス過労、深刻に(日経):精神面でのストレスを理由とする過労労災が認められるケースが相次いでいる。2007年度には、精神疾患での労災申請が脳や心臓などの身体的疾患での申請を初めて上回った。

8/4 採用往復書簡(日経):休日に家のパソコンで仕事をする場合、残業代は出るのかという質問に答えている。

8/4 不二越、社内託児所園長、女性社員が就任(日経):不二越の富山事業所で、同社の女性社員が社内託児所の園長に就任した。

8/4 椿本チエイン、海外事業の実務研修拡充(日経):椿本チエインは海外事業の拡大に伴い社員向け研修を拡充する。海外展開をにらんで実務的な研修を充実させる。

8/4 キリンビール、不妊治療に有給休暇(日経):キリンビールは10月をメドに、不妊治療を受ける社員が有給休暇を取得できる制度を設ける。

8/4 前川製作所、障害者雇用を拡大(日経):産業用冷凍機大手の前川製作所は知的障害者の雇用を拡大する。まず東広島工場で5人程度を採用する。

8/4 島津製作所、週1回の部長面談(日経):島津製作所は、ノーベル賞を受賞した田中耕一氏を目指して、日本中から優秀な学生が集まった。優秀な故に冒険しない「指示待ち」型の研究者が増え、悩みの種になっていたが、07年ころから週に1度の部長面談を導入し改善を試みている。

8/3 耕論(朝日):「日雇い派遣の禁止」について、ルポライターの鎌田慧氏、元厚生労働相の川崎二郎氏、国際基督教大教授の八代尚宏氏に論じてもらっている。

8/3 国を開く「看護・介護受け入れに壁」(朝日):外国人看護師・介護士の受け入れについて、仕組みや課題などを整理している。

8/2 米失業率、5.7%に悪化(日経):米労働省が1日発表した7月の雇用統計によると、失業率は前月比0.2ポイント上昇し、5.7%に悪化した。非農業部門の雇用者数も前月に比べ5万1000人減少し、7カ月連続でマイナスとなった。

8/1 グッドウィル廃業、900人就業先未定(朝日、日経):グッドウィルが31日廃業した。派遣労働者のうち少なくとも約900人は就労先がまだ決まっていない。

8/1 雇われずに生きる・3(朝日):建設不況の中収入も下がり、労災隠しも我慢して働く「一人親方」の実情を伝えている。

8/1 ニチアスに団交命令(朝日、日経):奈良県労働委員会は31日、アスベスト製品を扱っていた大手建材メーカー「ニチアス」に対し、同社王寺工場の元従業員らでつくる「ニチアス・関連企業退職者労働組合」との団体交渉に応じるよう命令書を出した。

8/1 サマータイム制度導入、中小経営者の6割反対(朝日):大阪市信用金庫の調査によると、サマータイム制度の導入に中小企業経営者の6割は反対していることがわかった。

8/1 北米日産、早期退職1200人募集(朝日):北米日産が早期退職募集を発表した。従業員計6600人が対象で3年かけて約1200人を募る計画。

8/1 介護人材どう確保(朝日):人手不足が深刻化している各地の介護施設を訪ね、介護職の待遇を改善し、人材を確保するにはどうすればよいのか考えている。