2015年2月下旬の労働関連の記事

2/28 豊田織機、採用19%増(日経):トヨタ自動車グループの主要部品メーカーは27日、2015年度の採用計画(新卒は16年春入社)を発表した。豊田自動織機の新卒採用は14年度見込み比で19%増の300人と、リーマン・ショック後の09年度以降で最も高い水準。ジェイテクトも採用増を予定している。

2/28 中小も強気のベア(朝日、日経):ベースアップ(ベア)がどこまで広がるかが焦点となる今春闘。注目される中小の部品メーカー労組などの要求提出が本格化した。産業別労組JAMによると、傘下の約1600の労組のうち24日時点で722労組が賃金に関わる要求書を提出し、7割がベアを要求。平均要求額は6585円だった。

2/28 働きかたNext常識を疑え・2(日経):旧来の発想を越えた新しい働き方が広がっている。2回目は、三越伊勢丹ホールディングスやファーストリテイリングなどは、優秀な学生を囲うように大学1年からインターンを募っており、新卒の若者が4月から横一線でスタートするという従来の常識が変わろうしている現状を伝えている。

2/27 求人倍率横ばい1.14倍(日経夕刊、朝日夕刊):厚生労働省が27日まとめた1月の有効求人倍率(季節調整値)は1.14倍と前月と同じで、22年9カ月ぶりの高い水準を保った。総務省が同日まとめた完全失業率は3.6%と前月より0.2ポイント上がった。

2/27 就活、企業も短期決戦(朝日夕刊):3月1日から就職活動が本格化する。今の大学3年生から、会社説明会の解禁が昨年よりも3カ月遅くなったが、例年通りに採用活動を進めている企業もある。実情を探っている。

2/27 管理職のセクハラ発言、警告なく懲戒「妥当」(日経):大阪市の水族館「海遊館」の男性管理職2人による女性派遣社員へのセクハラ発言をめぐり、会社側が警告せず出勤停止とした懲戒処分が重すぎるかが争われた訴訟の上告審判決が26日、最高裁であった。裁判長は判決理由で「会社内でセクハラ禁止は周知されており、処分は重すぎない」として、処分を無効とした二審・大阪高裁判決を取り消した。

2/27 電機、ベア3000円軸に攻防(日経):電機大手の2015年春の労使交渉はベースアップ(ベア)について過去最高水準の月3000円を軸とした攻防となりそうだ。自動車は電機より高い水準でベアの交渉が進む見通し。

2/27 クロスカンパニー、非正規社員1400人採用へ(日経):カジュアル衣料品店「アースミュージック&エコロジー」などを運営するクロスカンパニーは、27日から非正規社員の採用を始める。2016年1月期に1400人程度を採用する計画。全従業員を正社員とする1994年の創業以来の方針を転換する。

2/27 働きかたNext常識を疑え・1(日経):旧来の発想を越えた新しい働き方が広がっている。1回目は、勤務地や職務を定めた限定正社員などを取り上げている。

2/27 育休復帰その前に・下(朝日):夫婦で共に働き、共に育てるための課題やコツを伝授するシリース。第3回目は、育児時間を確保するため、残業が当然の職場で定時退社を続ける男性社員など、それぞれに工夫して仕事と育児の両立に取り組んでいる夫婦たちを取り上げている。

2/26 ファストリ、採用2割増(日経):ファーストリテイリングは2016年春入社の国内の新卒採用数を約1200人と、15年春の採用実績よりも2割増やす。ユニクロの採用数の約半分は、短時間勤務が可能で勤務地を限定する「地域正社員」とする。

2/26 三菱UFJ労組、ベア2%を要求へ(日経):三菱東京UFJ銀行の労働組合は25日、3月の労使交渉でベースアップ(ベア)を2%要求する方針を固めた。りそな銀行の労組も18年ぶりに1%のベア要求を掲げる。

2/26 ニトリ労働組合、ベア8101円を要求(日経):ニトリ労働組合は今春の春季労使交渉で、月8101円のベースアップ(ベア)などを求める要求書を経営側に提出した。

2/26 金属労協、ベア要求6826円(朝日):自動車や電機など製造業の5つの産業別労組を束ねる金属労協は25日、今春闘の主要労組の要求状況をまとめた。ベースアップは主要な35組合の平均で6826円を要求した。

2/26 シャープ労組、ベア見送り(朝日):シャープ労働組合は25日、賃金体系の維持や賞与4カ月分の確保などを求める今春闘の要求書を会社側に提出した。経営再建中のため、ベースアップ(ベア)要求は6年連続で見送った。

2/25 第一生命、新管理職登用女性が半数(日経):第一生命保険は24日、4月1日付の人事異動で新たに管理職になる人のうち、約半数にあたる91人が女性になると発表した。

2/25 三越伊勢丹、ベアへ(朝日、日経夕刊):三越伊勢丹ホールディングス(HD)は今春闘でベースアップを実施する方針を固めた。労働組合が求める1000円を満額で認める方向。

2/24 3メガ銀、ベア上乗せへ(日経):三菱東京UFJ銀行など3メガ銀行が3月の労使交渉で昨年実績(0.5%増)を上回る水準のベースアップを認める見通しになった。ベアは2年連続。賃上げの動きが広がっている生命保険会社や証券会社の動向も伝えている。

2/24 三起商行、総額3億円の臨時賞与(日経):「ミキハウス」を展開している三起商行は、4月に総額約3億円の臨時賞与を支給する。パートを含め全従業員1650人が対象。

2/24 電機連合、シャープ労組の離脱承認(日経):電機連合は23日、2015年の春季労使交渉でシャープ労組が統一交渉から離脱することを承認した。同労組は3年連続となる離脱を決め、6年連続でベースアップ(ベア)の要求を見送る。

2/24 「職場で受動喫煙」訴え退ける(朝日):適切な受動喫煙対策がとられずに健康を害したとして、積水ハウスの滋賀県内の工場で働いていた元社員の女性が損害賠償を求めた訴訟の判決が23日、大阪地裁であった。裁判長は「対策はとられていた」と判断し、請求を棄却した。

2/23 新・就職戦線異常あり?(日経):2016年卒業予定者向けの就職活動が従来よりも3カ月遅い3 月1日から始まるが、すでに選考を受けている学生は多く、中には昨年末に内定を得て就活を終えた学生もいるという。現状を探っている。

2/23 テレワーク普及、専門家を派遣(日経):総務省はテレワークを普及させるため、導入を手伝う専門家を民間企業に派遣するしくみを2015年度につくる。

2/22 学生労組、関西で初結成(日経):過重な労働を強いられる、残業代が支払われないなど、悪質な労働条件のアルバイト「ブラックバイト」を解決するため、関西の大学生らが21日、労働組合「関西学生アルバイトユニオン」を結成した。

2/22 国家公務員、仕事・家庭の両立貢献の上司評価(日経):政府は国家公務員の各職場で仕事と家庭生活の両立に貢献した上司を、人事で評価する制度を始める。

2/22 石綿被害認定1万人超(朝日):アスベスト(石綿)の被害者や遺族に療養費などを支給する環境省の救済制度で、石綿を使う工場周辺の住民や労災未認定者らを対象にする救済認定者が今年に入り累計1万人を超えた。

2/21 中部電労組が一時金要求へ(日経):中部電力労働組合は2015年の春季労使交渉で、年間一時金を2年ぶりに要求する方針を固めた。ベースアップ(ベア)の要求は6年連続で見送る。

2/21 造船重機労組、一時金要求高水準相次ぐ(日経):造船重機大手などの各労働組合は20日、今春の労使交渉で年間一時金などを盛り込んだ要求書を経営側に提出した。三菱重工業の労組は組合員平均で昨年の獲得実績を約11万円上回る水準を要求した。