2001年の日々の雑感
(それ以前のもの:2000年99年96年〜98年
  • 12/31 年末九州の実家に帰っていた家族が帰還。一気に家に賑やかさが帰って来るも、年末〆切の論文の執筆は終らぬまま新年を迎えようとしている。ちょっと鬱。

  • 12/24 クリスマス・ケーキを買いに自転車でちょっと遠出。行き付けの飲み屋さんで呑んでいたときに教えてもらった岡村天神前のケーキ屋「モンマルトン」で買う。天気も良く、帰りの下り道を心地よくとばして帰ったら、せっかくのケーキが崩れていて、ちょっと欝。しかし、味には関係なし。評判通りおいしくて、あっという間に家族4人で平らげてしまった。
    娘と嫁さんは明日から大晦日まで田舎へ帰省。その間、私は籠って〆切間近の原稿執筆の予定。さてどうなることやら。

  • 12/17 土曜の労働社会学会の幹事会・研究会に出席するも悪寒がひどく中途退席させてもらう。帰宅して熱をはかると39.4度。その後、40度まで熱は上がりウンウンうなされていた。月曜の講義も休講かとあきらめかけていたのだが、日曜の深夜になってなぜか平温に。36度2分じゃ休むわけはいかないと、病み上がりの体に鞭打って今年最後の講義をこなした。明日はゼミの最終日ということで、もう一踏んばり。

  • 12/11 先週末から今週にかけての慌ただしい日々もようやくひと段落。とりあえず金曜日にPaolaさんたちと工和成年会の会員企業を訪問した時の模様です。工和成年会の方々、御協力いただいただきまことにありがとうございました。

  • 12/1 昨日はナポリ大学助教授のPaola De Vivoさんを連れて大田区を訪問。昼に大田区産業振興協会の方と、夕方には工和成年会の方々との懇談をそれぞれ設定し、一日「シェルパ」役に徹した。地域の産業振興政策の研究をされているPaolaさんにとって、日本の中小企業の方々との対話は非常に興味深いものであったようで、熱心な質疑応答がなされた。来週末には個々の工場を訪問させていただくことになり、工和成年会をはじめ関係者の方々の御協力まことに有り難く感じております(工和成年会との懇談の様子)。

  • 11/28 第4回「学生が観た町工場」プロジェクトで学生を引率して神永工業さんを訪問する。本来は教師は口チャックのはずなのだが、ついつい面白い話が出てくると悪い癖で口を挟んでしまう。教師失格だなぁ。。。

  • 11/25 日本社会学会の産業・労働・組織部会で司会。慣れない進行役の仕事であったが、各報告者の力の入った報告と、フロアーの聴衆からの積極的な質問によって、ずいぶんと助けられた。

  • 11/14 昨日、注文していたiBookが届いた。久方ぶりに入手した最新のパソコンということもあって、今週末の研究会での報告がまだまだ完成にはほど遠いにもかかわらず、ついついiBookのセッティングに。。。

  • 11/6 昨日、労働社会学会大会とホンダ狭山工場の見学会から帰宅。労働社会学会のHPを更新。
    出張中にゼミ生たちは「学生が観た町工場」を完成させていたようで、工和成年会の田中会長と取材先の福井さんに了承をもらい、「学生が観た町工場」の第3回めの記事を掲載。

  • 10/31 今日の神奈川新聞の経済面に、失業率が過去最悪を記録したことに対する私のコメントが掲載された。ちょっとこそばゆい(笑)。

  • 10/30 世の中にはすごいプロジェクトがあるもんだ。 The Internet Archive Wayback Machineは、インターネット上に現れたホームページを歴史的なドキュメントとして保管するプロジェクトのホームページで、1996年に開始され、最近になってその保管されてきたライブラリーが公開された。調べてみると、私のホームページも最も古い日付で1997年6月のホームページが保存されていた。まだ訪問者も800人で、読み返すと赤面してしまうような「日々の雑感」だったりする(笑)。

  • 10/19 11日の雑感にも書いてあるとおり、現在の大学事務当局の動きは腹立たしく、会議に出るのが憂鬱である。昨日は非常勤講師の削減を巡り一悶着。
    出勤簿管理、非常勤講師の削減、入試合格者への介入、海外渡航の規制等々。傍若無人に慣行、規則を無視する当局のやり方を支配しているのは徹底した禁止の論理であり、それを介した権力の誇示である。この後にくるのはおそらく見せしめ的な「処罰」であろう。
    当局は、こうした振る舞いが、教員からどれほど莫大なエネルギーと時間を奪っているのかを切実に考えるべきだ。大学の本務たるべき研究・教育をサポートせず、妨害する事務当局とは一体なんなのか。これが許されているとするならば、これこそまさに税金の無駄遣いである。
    明日は社会政策学会の研究大会で朝から仙台へ。くだらないこと続きの大学を少し離れ、研究の最前線で、疲弊した頭をリフレッシュしたいところだ。

  • 10/12 「学生が観た町工場」プロジェクトでゼミ生3人に付き添って、大田区の福井精機さんの所へ。ゼミ生が主体で教師は口チャックということなのだが、初めて訪問させていただいたということもあって、もっと詳しく聞きたいという衝動を抑えることができず、最後はしっかり質問者となってしまっていた。反省。

  • 10/11 ここ数日、大学院入試で忙殺される。有り難いことに受験生が増加し、昨日行われた面接試験は例年にない超過密スケジュールとなった。「うれしい悲鳴」とは、こういうことなのかと感じたりもした。
    ところで、このところ大学事務当局がおかしい。教員の教育・研究をサポートするという姿勢を捨て、何か大きな功績をあげて「関内」に戻りたいという人が大手を振っているかのようである。大学も「改革」の時代ということで、これ幸いと、派手な手柄をたてられるのではないかと期待する人が、浮き足立っているようにさえ感じられる。プロジェクト志向の理念なき改革が蔓延しそうな勢いである。
    今日の大学院の研究科会でも一悶着あった。「若干名」となっている大学院留学生の定員について、総務部長が商学部長に「留学生はみんな授業料免除対象者となり、経営に貢献しないのだから、余り採るべできではない」という旨を伝え、今回の合格者数案に異議を唱えているということが発覚したのである。
    問題なのは、総務部長の発言が、「若干名」とはどの程度の人数なのかという常識と合格者数の不一致を問うているのではなく、金が入ってこないから採るべきではないという論理が恥ずかしげもなく語られているという点にある。ある先生はこれに対して「貧乏には来るなということであり許せない」と発言した。まさにその通りである。いやしくも「公立」大学の事務責任者がこんな論理をあからさまに語るのを許しておくのなら、横浜市大は即刻、留学生入試を中止し、留学生教育から撤退するのが筋ではなかろうか。そして華美なパンフレットの表紙に、あらかじめ「留学生・貧乏人、お断り」と明記しておくべきなのだ。

  • 9/24 週末、静岡大学の橋本先生に誘われ、恩師の木本先生を交えて銀座ライオンで呑む。2年ほど前にもほぼ同じ顔ぶれで呑んだこともあり、狂牛病を心配しながらも同店の名物ローストビーフを頬張り、ジョッキを空け、楽しく過ごした。たまたまやっていたくじを引くと特賞で、ビアサーバー(時価6500円)が当たってしまった。危うく二軒目のお店で忘れてしまうも、橋本先生のおかげで無事戻ってきた。橋本先生に多謝。
    連休の最終日となった今日は、快晴ということもあり、よこはま動物園ズーラシアに行く。動物たちのすんでいる環境に近い状況を再現しているとあって、樹木の影に隠れたりして見えない動物も多くいたが、珍獣オカピは無事にみることができた。同園名物として売り出し、人気も高く、「オカピ、こっちを向いて」などと叫んでいる子供たちもいた。ただ動物自体として見た場合、きわめて地味で、とりたてて可愛いというわけでもなく、何の取り柄もない一般人だったがマーケッティングの力で人気者になってしまったアイドルという気がしてしまうのは私だけであろうか。

  • 9/21 伊豆伊東のゼミ合宿から帰還。例年のように4年生と3年生を別々に行うというのは日程的にも財政的にもきつくなってきたので、今年は4年生と3年生との日程を一日重ねた形で3泊4日で行った。連日の報告と連夜の飲み会で、体力的に厳しさを感じたものの、どうにか無事に乗り切りきることができた。4年生の卒論も期待した以上に進んでいたし、3年生は夏に行ったインタビュー実習を糧にして相当成長したことが感じられた。
    帰ってきたら、院入試の関係で今回合宿に参加できなかった4年生のS君から、東大院に合格したとの連絡が入った。おめでとう!

  • 9/13 来週はゼミ合宿でつぶれるので、部屋にこもって原稿執筆にいそしんでいるのだがスランプ状態。
    米国では「報復戦争」に突入することに国民9割が賛成しているという状況が聞こえてきている。しかし、それを拒む残り1割の声も存在しており、その一つをOidonさんからメールで紹介してもらった。悲惨なテロの犠牲者を目の当たりにしながら、為政者に対して「これから米国がどのような対応をするにしても、米国は一般市民をターゲットにすることはしないこと」と求める「戦争抵抗者連盟」の声明(君島東彦訳)は、マスメディアでは決して紹介されることのない、アメリカの貴重な少数派の声だと思う。小さいが、しかし決して間違ってはいないこの声が響きわたらんことを望む。
    社会理論の巨星墜つ。新原先生よりイタリアの社会学者アルベルト・メルッチ氏の訃報を聞く。

  • 9/10 ふと見ると、当ホームページも3万アクセスに到達。「過去のトップページ」で確認すると、1万アクセスが99年の9月27日、2万アクセスが2000年9月23日となってますから、この2年間は1日30件程度のアクセスをしていただいていることになります。96年の夏に開始し、3年間かけて1万件に到達したことを思えば、実に多くの方々に訪問して頂くようになり、ありがたい限りです。これからも細々と続けていくつもりですので、叱咤激励の程よろしくお願いします。
    先週の金曜日は工和会のビアパーティーに参加。毎年のことながら、工和会・工和成年会のパワーに元気づけられた。お声を掛けていただいた両会の方々にお礼申し上げます。

  • 9/6 夏休み明けの教授会は、延々19時過ぎまでの長丁場。構造不況業種となった大学はどうあるべきなのか。下っ端ながら考えさせられる。

  • 8/17 昨日、家族で一泊旅行に出かける。四十肩を患ったので湯治という訳ではないが、房総半島の真ん中にある養老渓谷温泉へ。横浜からアクアライン・バスを使い、JR五井駅へ行き、そこから小湊鉄道というローカル線に乗り換え、のんびり各駅停車の旅。宿に荷物をおいて「粟又の滝」を目指すも、宿の人に、平日はバスが出ておらず、自動車がなければ無理だと言われ、断念。渓谷沿いに設えられた遊歩道を楽しみながら、川遊びをして午後を過ごす。心地よい川の水に、水着に着替えた娘たちは大はしゃぎ。程良い疲れと空腹になって宿に戻り、温泉と料理を楽しむ。就寝前に次の日の計画を練るも、時刻表がないという中で大いに悩む。
    明けて今日は、タクシーで上総中野駅まで向かい、これまた別のローカル線、いすみ鉄道に乗り、外房を目指すことにした。なにせ2時間に1本程度にしかないローカル線ゆえ、1本逃すと全計画が崩壊する。朝食を済ませた後、朝の温泉を楽しむまもなく8時過ぎに旅館を出発。ゴタゴタがあったが、なんとか列車に間に合い、そこから渓谷の風景や、のどかな田園を眺めながら、再び各駅停車の旅。
    小一時間ほどで終点の大原駅に着き、そこからJR外房線に乗り換えた。目的地は安房鴨川で、これまた各駅列車ながらも、昼前には本日のメインとなる鴨川シーワールドに着くことができた。朝早くから、行き先も告げられれぬままの強行日程に、子供たちも道中ぐずりがちであったが、さすがにメジャーなテーマパークは子供たちを喜ばすツボを押さえいる。水族館や海獣たちのショーを見て、子供たちは大満足。とりあえず無理した甲斐があったと感じる。
    とはいえ、なごりを惜しむ子供たちを引っ張って、午後2時過ぎには安房鴨川を出発。内房線の各停を使い1時間以上をかけJR浜金谷に行き、船を乗り継ぎ我が三浦半島に戻ってきたらもう夕刻。家に帰ると完全に日が暮れていた。今回の家族旅行、図らずも南房総各駅停車1周の旅となった。風光明媚で海の幸にも恵まれた南房総。連泊覚悟で、ちょっとした駅で下車すればもっと楽しめただろうと、今後の再戦を考えていたりしている。

  • 8/14 日曜日、大井呑さんと昼から延々と呑み、昨日は二日酔いで撃沈。大井呑さん、ご苦労様でした。気が付けば四十肩(?)で、右肩が痛くて鬱な日を過ごす。
    今日の夕方、長女の自転車の練習をかねて、隣り街の弘明寺まで家族で自転車で出かける。初めての「長距離」の運転に、自信がついたのか、長女も「また行きたい」を連発している。

  • 8/11 近くの川の上流で採ってきた魚、エビ、貝を入れている我が家の水槽。地味な魚ばかりだが、何時間見ていても飽きがこない。どん欲ですばっしこいアブラハヤに、ちょっととぼけた感じで愛らしいホトケドジョウ。エビは残り餌を、カワニナは苔を、セッセと掃除してくれている。寝酒を呑みながら、しみじみと彼らを眺めるのが日課となってきた。
    今日もしげしげと眺めていたら、水槽の中で孵化したと思われる5mm程の稚エビ一匹と稚貝を発見。小さい水槽ながら、飼い主のあずかり知らぬところで、独自の世界をつくり出しているようだ。

  • 8/5 昨晩、福島大学での集中講義を終えて帰宅した。毎晩6時から二コマ連続の9時までの授業を6日間+α。連日連夜の長時間講義で、しゃべる私自身も疲れたのだが、聞いている学生さんたちもそうとう大変だったようだ。
    最後の日に書いてもらった授業の感想を見ると、喜ばせるようなことが書かれていて、疲れたけれど、頑張ってよかったという気持ちにさせてくれる。学生さんたち、ご苦労様でした。
    福島に来たにもかかわらず、授業の後は毎晩のように沖縄料理屋パイナップルハウスへ。なにせ福島特産の料理は何かを、行く先々で聞いてみたのだけれど、特にないとのこと。仕方がないので連れていってもらったこの店が大当たり。東北で初めて沖縄料理屋を開いたというこの店のマスターも楽しい人だし、出てくる泡盛の古酒も最高で、ゴーヤチャンプールを食べ、次の日のための英気を養った。
    また最後の夜となった金曜日には、今回お呼びいただいた北村寧先生を始めとする福島大の先生方が懇親会を開いてくださった。わらじ祭りでにぎわう福島の夜をアカデミックな話で楽しく過ごすことができた。ご接待いただき、本当にありがとうございました。

  • 7/29 先週の金曜、ゼミの新歓工場見学で日産追浜工場を見学し、その後、横浜に移動し、新歓コンパ。少々二日酔い気味で、翌土曜の労働社会学会の幹事会・研究会へ。あわただしい週末となった。
    明日から福島大で集中講義。1週間ホテル住まいとなります。

  • 7/24 午前中からうだるような暑さの中、前期テストの監督補助を行う。場所は、クーラーのない100人以上が入った本館大教室。監督する方も大変だったけれど、学生たちはもっとかわいそう。汗でベトベトになりながら、問題を解いていた。 ふと触れた内壁のコンクリートは人肌以上の熱を持っており、懐炉の中で試験をしているような感じであった。他の教室では気分が悪くなって医務室行きになったという学生もいたという話を耳にした。
    実は、本館教室へのクーラーの設置、昨年の予算で決まっていたが、最後の最後、上のほうの判断でダメということになった。「同じ市立である小中高に波及されては困る」というのがその理由だったらしい。それで宙に浮いた結構な額の予算は、外壁・内装工事で消化されたという。現場を無視した、あまりにも馬鹿げた話だ。
    閑話休題。いつもお世話になっている工和成年会のホームページを久しぶりに訪問してみると、リニューアルされ非常にセンスのよいホームページに変わっていた。うちのゼミとのタイアップ企画の話がトップページで宣伝されていて、有り難い。因みに隅々まで探すと、私のあらぬ写真があちらこちらに。。。

  • 7/20 近所で町内会主催の盆踊り大会が開かれ、家族で出かけた。子供たちは昨日買ってもらったばかりの浴衣を初めて着て大喜び。これまでも盆踊りには毎年来ていたのだが、知合いもおらず、ちょっと見ただけで帰っていた。だが、今年は長女の小学校の友達も来ていて、楽しそうで、なかなか帰らせてくれなかった。そのうち、親はおこずかいだけという日がくるのだろう。

  • 7/19 小学1年の長女は今日が終業式で、明日から夏休み。初めてもらった通信簿を、誇らしそうに見せてくれた。我が家も子供の成績に一喜一憂する日が始まったわけです。

  • 7/17 真夏日となった一昨日、再び氷取沢に出向く。このところの晴天続きのため、大岡川の水量もごく僅かになっていたが、その水の心地よい冷たさに変わりはなかった。暑くてヘトヘトとなった子供たちだが、サンダルで川に入り、その水の心地良さに大はしゃぎ。
    毎日が炎天下となっているが、自宅の水槽ではアブラハヤ、ホトケドジョウ、エビたちが泳ぎ、大岡川源流の清涼感を思い出させてくれている。

  • 7/8 お昼頃、小学校の運動場に行き、長女に補助輪を外した自転車に乗る特訓を行う。初めてのチャレンジに怯えながらも、少しづつ感覚をつかみかけているようだった。だが、あまりにもの炎天下で疲労が激しく、やむなく中座。
    家に一度帰ったものの、せっかくつかんだ感覚を大事にしたいということで、夕方を待ち再度チャレンジした。たった1〜2時間の練習をしただけなのに、漕ぎ始めを除いては、もう問題はないというレベルまで乗れるようになった。娘もうれしそうで、疲れを見せながらも、運動場の端から端へと駆け回っていた。
    運動場の脇には娘が授業で植えたアサガオの鉢がある。ふと見ると、最初の一輪が咲いていた。長女にとっては初めてづくしの記念すべき日となったようだ。

  • 6/23 曇天の中、大岡川の源流で川遊びをするために、家族でバスに乗り、氷取沢(「ひとりさわ」)へ出かけた。万全の準備をしたはずなのに、ルートを誤り、円海山を登り、尾根づたいに進み、それから沢へと降りるはめに。先日までの雨で濡れた下り道は、子供づれには厳しい試練となった。
    ようやくのことで、沢まで降りることができ、さっそく昨日買ったばかりの子供用の網で川をすくってみる。アメンボ以外、何もいそうにないような小川だが、2〜3度すくってみるとエビが入ってきた。調子にのって取っていたら、メダカほどの大きさの稚魚(おそらくアブラハヤの稚魚らしい)も入ってきた。エビを10匹程と稚魚を数匹採取して、家に帰り、水槽へ。
    最初はこれから買おうと画策していたオヤニラミの餌にでもと思っていたが、眺めていると面白く、見ているうちに情が湧いてきた。当分、オヤニラミはあきらめて、この子たちを成長させようかという気になってきた。そんなわけで、明日は近くの公園の池に稚魚の餌用のミジンコでも取りに行こうかと計画している。

  • 6/20 相模川ふれあい科学館に行ったからというわけではないのだが、最近、むしょうに日本産の淡水魚が飼いたくなり、色々とホームページを見ていたら、オヤニラミという魚にでくわした。本来の生息地では激減しているが、養殖物が増えており、それがペットショップなどで売られているらしい。人にもなつきやすいとのことで興味をもっていたのだが、散歩がてらに覗いた駅前の金魚屋に、そのオヤニラミが1匹900円で売っていた。
    思わず衝動買いしそうになったが、考えてみると家には水槽はない。水だって水道水しか手に入らないのだから、2〜3日置き水をして塩素をとばしてやらなければならない。衝動と理性が格闘すること20分。今日は水槽だけを買っておこうという結論になり、ボーナス前で1年で最も懐の寒い時期だというのに水槽を買ってしまった。
    ホロ酔い気分で、出窓の所においた空の水槽を見ながら、何を入れようかと思案している。
    先日の父の日に長女から、「パパは子どものころ何になりたかったの」と聞かれ、魚博士や、化石博士になりたかった小学生の頃の自分を思い出した。その子ども頃の思いや興味が、ここ数年ムクムクと湧きあがってきているのはどうしてだろう。

  • 6/15 一仕事を終えた夕方、散歩がてらに弘明寺商店街に出向き、晩酌用の酒を調達。以前、店をのぞき込んだら泡盛の壷がおいてあって、気になっていた酒屋へ入ってみた。するとそこは、地酒専門店で、日本酒のみならず泡盛も色々揃っている(泡盛に関してはこれまで行ったことのある酒屋さんで一番の品揃え)。因みに、見えていた泡盛の壷は計り売り用の壷であった。
    店のおばさんによると、店主は昨日、泡盛の仕入れで沖縄から帰ってきたばかりとのこと。今日は疲れて店に出ていないけれど、いれば色々と蘊蓄が聞けるそうだ。とりあえず瑞泉という泡盛古酒の一升瓶を買ってみた。さっそく呑んでいるが、筋の通っているおいしい古酒で、値段からしてもこれはあたり。弘明寺商店街、侮りがたしを思い知らされた。
    ところで、ゼミ生が書いた「学生たちが観た町工場 第1回」を公開しました。昨日の日経の関東版に掲載されていた安久工機(工和成年会会長の田中隆さんの会社)の紹介記事には及びませんが、学生たちの苦心の文章を批評していただければと思います。

  • 6/2 5月の土日は学会、研究会、同窓会などで潰れたため、家族はほったらかし。その償いをというわけではないが、梅雨前の晴れとなった今日、家族で相模原市立相模川ふれあい科学館に出かけた。遠いだろうという予想が的中し電車とバスで片道2時間半。だが、当の科学館は展示を全て見るのには1時間もあれば十分という感じの小さな淡水魚中心の水族館であった。
    とはいえ、相模川の上流から下流までをイメージしたという40メートルの水槽はさすが。また、土日のみ限定10名の「裏方ガイドツアー」に参加でき、飼育中だが展覧していない魚や亀を見せてもらったり、水槽の裏側に周り魚に餌をやることができ、子どもたちは大喜びでした。
    帰りはバスで橋本まで戻った後、せっかく遠くまで来たのだからということで、かなり遠回りとなる相模線を使い、茅ヶ崎へ出る。相模線は電車のドアの開閉を乗客が行い、ローカルな雰囲気を醸し出しているとともに、田植えをしている風景に巡り合ったりで、ちょっとした小旅行の気分にさせてくれた。
    茅ヶ崎で降りて、ぶらぶら中央通りを散歩。初めて降りた茅ヶ崎は、おしゃれな人が多いというイメージだが、ただ、それもサザンを生んだ街という予断が入っている故かもしれない。夕飯を食べていこうということで、駅前南口のちょっとお洒落な焼き鳥屋に入る。レゲエがかかり、若者向けの雰囲気を作り出した店内で、味も良し。ただ長女が「焼き鳥屋にはカップルが多いね」とつぶやいたのを聞き、苦笑。10数年後のデートの時に、知ったかぶりに変なことを言わなければよいのだがとちょっと心配になってたりします(笑)。

  • 5/17 木曜日は朝からお疲れの会議日。気がつけば37歳。二人の娘は絵のプレゼント。忙しく終った一日。最後は極上のクースー(古酒)で祝ってます。

  • 5/13 先週の金曜日、6人のゼミ生を連れて大田区の安久工機 にお邪魔した。私のゼミ生たちが工和成年会の会員の方々の町工場を見学・インタビューを行い、同会の機関誌にその見学記を書かせてもらおうという企画の打合せを行うためだ。
    この4月に工和成年会の会長となられた安久工機の田中専務と前に呑んだときに出てきた企画で、ゼミ生たちに調査能力・取材力をつけてもらう機会を与えるとともに、工和成年会の会員相互の情報交換に資すればという一石二鳥を狙っている。さっそく来週、第1回目の見学を行うことが決まった。ゼミ生達が、大田区の企業に対してどう切り込んでいってくれるのか。非常に楽しみである。

  • 5/8 夕食の鯖の味噌煮を食べていて、骨が喉にささってしまった。自分で取ることもできず、連れあいに懐中電灯で見てもらうも、見付けることが出来ず、結局、地下鉄で桜木町の夜間診療所に出向き、耳鼻咽喉科へ。診療は時間にしてわずか数秒。刺さっていたのは3〜4センチの骨で、それが4/5ほどまで刺さっていたとのこと。どうりで痛かったわけだ。
    笑いながら「記念に持って帰りますか?」と医者に聞かれたが、恥ずかしいやらなにやらで捨ててもらった。ところが、家に帰ると連れあいに、「もらって帰ればよかったのに」と言われるしまつ。へその緒じゃあるまいし、まったくと言い返すも、いい年こいて恥ずかしいやら、情けないやら。反省会とアルコール消毒を兼ねて呑んでます(笑)。

  • 5/6 この連休、前半は部屋の大掃除を兼ねた収納関係の整備に明けくれる。前々からコンピュータやモニターの上の空間がもったいないなと思っていたので、近くのスーパーのDIY売場で売っていた組み立て用のボードとポールを買ってきて棚をコンピュータの上に付けた。棚をつけるとそこに置く本立やファイル入れが欲しくなり、それを探しに東急ハンズや100円ショップに出かけ、モノを漁って過ごす。収納名人の域には全然届かない、それでもどうにか机回りは片付き、研究できる環境となりつつある。

    連休後半は、家族サービスに徹し、近くの久良岐公園と弘明寺公園へ二日連続で出かける。さんざん歩き、遊び回った疲れがでたのか、最終日の今日、長女が熱を出す。明日までに直っていれば、よいけれど。。。

  • 4/28 連休初日となった今日、職場近くの野島海岸に家族で潮干狩に出かける。小ぶりながらも2〜3食分くらいのアサリを採ることができた。現在、砂抜き中。明日はボンゴレビアンコか、バター焼。でも、モジモジ動いているのを見たらちょっと情がわいてきたなぁ。

  • 4/24 昨週末から昨日まで、自動車労働者関係の催しに参加。少数ながらも地域や企業の中で頑張っている人々に出会う。

  • 4/18 家のカラープリンターを買い替えた。先代のプリンターを買ったのは就職した時であったから、実に6年ぶりの買い替えとなる。正直なところ、カラー印刷の機能は、年に1度、年賀状を刷る時だけにしか役にたたないので、モノクロ・レーザー・プリンターが欲しかったのだが、娘たちも大きくなってきたし、つれ合いもPTAのクラス委員になったこともあり、引続きカラーのインクジェットにした(全く理由となっていないが…、笑)。
    突然思い立ち、さしたる調べもせずに買ってみたが、印刷してみてびっくり。かつて「写真画質」などのキャッチコピーを聞いたことはあったが、この数年(特に先代のプリンターが壊れた昨年末来)、物欲を抑えるためにプリンター売場を見て見ぬ振りをしてきたこともあり、本当にそうなっているとは思ってもいなかった。画質だけでなく、価格もこなれ、印刷時間も短くなっており、テクノロジーにおける6年の歳月の凄まじさを実感した。

  • 4/16 娘たちに遅れること1週間、私のほうの授業も開始。

  • 4/10 次女の幼稚園の入園式。お寺さん系の幼稚園だけれど、長女の幼稚園のように、変な歌を聞かされたり嫌な旗を見せられることもなく、ほのぼのと式を楽しむことができた。お坊さんの園長からは、「子どもに幼稚園で何をしてきたかと問い質すのではなく、子どもが話したがっていることに我慢強く耳を傾けてあげてください」などと子ども本位風の教育論が説かれ、珍しく共感した。
    思い返すと、キリスト教系だったはずの長女の幼稚園は、子どもをお菓子で釣るは、在日米軍基地に連れて行かれるはと、本当にトホホだったなぁ。

  • 4/8 金曜日の工和成年会の総会と懇親会の後、工和会の方に誘われて伊豆長岡へ。翌日、狩野川の河原でバーべーキューをしながら花見満開の桜パッチワークのように異なる色の花で彩られた山やまだ雪深い富士山など、素晴らしい景色を堪能しながら、ゆったりとした一日を過ごす。日曜日には別の集まりの約束があったので、一足先に失礼させていただいたが、よくしていただいた方々に感謝しております。

  • 4/6 昨日は長女の入学式。式とつくものはうざいので出なかったが、学校まで見送りに行った。よい天気にも恵まれ、長女は晴れ晴れとした顔をしていた。
    昼からは教授会と年に1度の学部の飲み会「端午会」。おいしい料理にお酒も進み、しこたま呑んで帰ってくる。今日は、工和成年会の総会と懇親会にお誘いを受けており、花見はしていないものの、新学期に入りちょと飲み会が続いている。

  • 4/3 ネットワークはウェッブの方は予定よりも早く復旧したようですが、メールの方はまだのようです。メールを送る必要のある方はmyoshida@cds.ne.jpのほうにお願いします。

  • 3/31 来週は大学のネットワーク更新のためホームページ、メールとも利用出来なくなります。御了承ください。
    28日から昨日まで新3年ゼミ生と合宿。初日の午前中に新日鉄の君津製鉄所を見学し、そのスケールの大きさにゼミ生共々驚く。学生時代に「製鉄所を見れば人生感が変わるよ」と某経営学者に言われたことがありましたが、まさにそういう感じでした。
    その後、春のポカポカ陽気に、桜や菜の花が畑が続く景色にうっとりしながら館山へ。せっかくの館山まで来ましたが、翌29日は雨。頑張って早く報告・討論を終らせ、出かける時間を作ったのですが、どこへも行けずじまいとなり、学生は部屋で寝ていたようです。夕食後、打ち上げを行い3時頃まで騒いでおりました。
    昨日帰って来たのですが、もう4月の目の前。もうすぐ、長女も小学生です。

  • 3/25 金曜日は卒業式。今年は5人のゼミ生が巣立っていきました。先行き不透明な時代が続きますが、21世紀最初に卒業して行くゼミ生たちの活躍を期待しています。
    昨日は、家族で千葉の鋸山へ。南房総には来週、ゼミ合宿で行くことになっているが、娘がこの春休みに船に乗りたいと言っていたので、手軽に乗れる船ということで久里浜から房総半島に航ることにした。天気もよく、甲板に出ての一時に、初めて船に乗った子どもたちはおおはしゃぎ。また、鋸山でのハイキングは、ちょっと子どもたちにはきつかったようだが、それでも山頂から見渡せる東京湾の景色に感動していました。

  • 3/22 朝、iMacがやってきた。起動してみると、ハードディスクを初期化せずに売りに出されていて、前の所有者のファイルが一杯残っている。けっこう美品だし、ファイルも消されていない点から推察すると、倒産した会社の備品で、ファイルを消される間もなく流れてきたのではなかろうか(笑)。
    こんな暗い古い過去を消してやり、新しい人生を向かえられるよう、ハードディスクを初期化し、最新のOSをインストール。専用の台を取り付けリビングに設置。さあ、これから俺色に染めてやるぞと思いきや、自分たちのモノだと言い張って聞かない子どもたちやつれあいに占領され、邪魔モノとなった私は古い自分のコンピューターのメンテナンスにあけくれました。

  • 3/20 午後、家族でみなとみらい21へ出かける。ワールドポーターズに出向き、1月に買い貯めた泡盛古酒が切れてきたのでその補充する。帰りによったジャックモール近辺で大誤算。
    プリンター目当てで入ったあるPC屋で、中古の赤いiMac(333Mhz)が6万円で出ているのを発見。私のお古のMac(7年前のLC575)を使っている連れ合いに見せると欲しいという。娘たち用のソフトも古いものしか買えないということもあったので、連れ合いと娘兼用ということを、自分達に言い聞かせて衝動買い。
    帰ってインターネットで調べたらちょうど99年4月に出たiMacで、発売当時は15万円程度。2年で半額弱という感じか。とりあえず、私の所有するMacでは最速となるが、はたして衝動買いは吉とでるだろうか。

  • 3/19 何処かへ出かけたくなるような春の陽気だったが、こんな日に限って朝から教務委員会。年度末で雑用が続く。
    帰りに立ち寄った本屋で『恐るべきさぬきうどん・麺地巡礼の巻』が出ていたので買ってくる。今度の巻は実家近くの店が一杯のっていてちょっと望郷の念。

  • 3/15 最近、風邪の強い日が続き、目がショボショボして、涙が絶えない。ひょっとして花粉症だろうか。幸いなことに花粉症だけは無縁できただけに、もしそうだとしたらショックである。

  • 3/11 昨日、工和会のある方に誘われて、埼玉県東松山市のある御宅で開かれた蕎麦をうって食べる集まりに参加させていただく。様々な仕事をしている方が集まり、楽しい会話がはずむと共に、酒と蕎麦を堪能させていただいた。狸の肉が出てきたのにはびっくりしたが、久しぶりに楽しい一日を体験した。
    明日は長女の卒園式。卒園の言葉を最初に読む娘はかなり緊張しているようだ。残念ながら、仕事で卒園式には出席できないのだが、無事にこなせるのだろうか親の私もそわそわしていたりする。

  • 3/6 末端として携わる教務の難しさやジレンマにストレスが鬱積する。一方には「自己責任」の名の下、失敗やミスをおかし、そのため失意にあえぐ学生がいる。他方では公平性を担保するための厳格なルールやプロセディアが存在し、その遵守が求められる。その狭間で右往左往しても打つ手がない。まさに「ストリートレベルの官僚制」が抱えるジレンマで、しんどすぎる。
    今月号の『大原社会問題研究雑誌』の特集「母性保護の国際的基準」を読む。昨年開かれた大原社研主催の国際労働問題シンポジウムの記録で、ILOの母性保護条約・勧告の改定をめぐる政労使学の代表の報告と、会場討論を掲載している。
    先進国で唯一M字型雇用曲線を克服できていない政策的無能さをさらしているくせに、母性保護の世界基準の引下げを迫り、日本だけではなく世界の女性をもその苦難に巻き込もうとする日本の労働省の志の低さにはふつふつと怒りがこみ上げてくる。かくも労働省が労働条件の改善を拒む背景には、日本の真の競争力がソーシャル・ダンピングにあるということを労働行政マンたちは見抜いているからだと勘ぐりたくさえなる。
    当のシンポジウム参加者たちもILOを舞台にした労働省の下劣な態度には怒りをおぼえていたようで、会場討論はほとんど労働省糾弾の質疑。読み応えがあります。

  • 3/5 昨年秋に行った21フォーラムの最後の会議が開かれる。事業内容、予算などの報告が行われ、無事フォーラム実行委員会が解散。思えば2年前から準備が始まり、いろいろな事を経験しました。出来上がった報告書を見ながらホッとした気持となっています。

  • 2/28 煉獄の日々は何とか終り、昨晩は「レオン」のDVD版を見る。テレビではかなりの部分がカットされていたことが判明し、だまされていたような感じ。また、吹替えではわからない会話の妙が拙い英語力の私でも感じることができ、いまさらながら、テレビじゃダメだということを確認する。
    娘の机がくる。私の机よりも立派でちょっと嫉妬。

  • 2/25 本日、前期入試。カメリアホールという大教室の監督となり、有酸素運動レベルの歩行量となる。文字通り全国から集まった受験生の真剣な姿に打たれながらも、正直疲れました。明日からは煉獄の日々が。。。。
    テレビでリュック・ベッソン監督の「レオン」を見る。今さらながらジャン・レノは渋いやね。連れあいは明日、DVDを買ってくると宣っています。

  • 2/23 昨日、本年度卒業予定生の卒論発表会と追いコンを行う。今年は5名の卒業予定者が報告を行ってくれた。3年前の3人から始まって徐々に報告者数が増えてきており、時間的に相当苦しい展開となった。力作のレジュメを準備してくれた報告者に対して申し訳ない限りであった。
    来年は10名を超えることが予想されているので、運営方法もしっかりと考えなければならない。知合いの先生がやっているように、親御さんをご招待するというのも手かも知れないと思うし、あるいは合宿形式にして、朝まで激論するということも考えられる。いずれにせよ、工夫をしていかなければならない時期になっている。
    ところで、私は褒めるのが下手で、これまでもゼミで報告を聞くたびに厳しいことばかり言って、千尋の谷のライオンのごとくに、学生達を谷底に落してきた。時として過大な要求で、やる気をそいでしまったのではないかと内心忸怩たるものがあったりもした。しかし、それにもめげず、頑張って卒業論文をものにしてくれたゼミ生達を素直に誇りたいと思う。

  • 2/20 昨日は朝から教務委員会の仕事で一日が潰れる。夜帰ってきて、ご飯を食べていると突然気分が悪くなる。最初は平熱だっただが、悪寒を感じるようになり、みるみるうちに熱が39度近くにまで上がり、布団に入っても震えが止まらず。。。
    一晩寝て、どうにか熱はひいたのだけれど、体の節々が痛く、養生しています。病床にノートパソコンを持ち込んで、更新です。

  • 2/18 この4月から長女が小学校に上がるということで、娘の勉強机を買いに出かける。娘のための机のはずだが、キャラクターの付いた学習机は嫌だという親の勝手で、マホガニー製のクラシック調の机になってしまった。娘がこの机の良さをわかってくれるのはいつのことになるのだろうか。

  • 2/12 土日が研究会等で家族サービスを疎かにしてしまったため、連休最終日の今日、午後から上野の国立科学博物館に出かけた。結婚前に連れ合いと行って以来の7年ぶりで、当時は建設中だった新館も完成しており、まったく初めてような雰囲気となっていた。親子連れでにぎわう中、ボランティアのガイドの人も多数おり、私たちもガイドの方の後に付いて廻り勉強させていただいた。思わずジュラシック・パークのテーマ曲をつぶやきそうになるほどに恐竜の骨格模型の数が格段に増えていたし、また子供たちに科学の楽しさを味わってもらおうという設備も随所に見られた。
    ただ意地悪く言えば、かつてのようなじっくりと展示物を見るという博物館ではなく、恐竜や隕石がうりのアミューズメント・パーク(あるいは児童科学館)になっているような気がしてならなかった。小学生5年生の夏休み、地質学や古生物学にあこがれて田舎から初めて見学に行った時に感じた、身震いするような知の荘厳さはもはや無くなっていた。薄暗い館内で「これがあの図鑑に載っていた化石の実物か」と感激してまじまじと見入り、沈黙の時間が過ぎていく。そうした雰囲気が失われていた。
    若者たちの理系離れがすすむ中、科学を誰にでも近づけるようにすることは素晴らしいことだが、しかしあの騒然とした雰囲気の中で何物かを学ぼうというのもまた難しいような気がする。私の記憶が正しければ国立科学博物館は国立大学などに先んじて独立行政法人化したと聞いている。そのことが博物館のあり方を変えたのではなければよいがと思わざるを得なかった。

  • 2/7 今週に入って何かと忙しい日々が続いている。土曜の研究会のあと、久方ぶりに国立に行って朝帰りしてきたつけが回ってきているのかなとも思ったりもしている。
    本日は3日連続となった試験監督をこなした後に、労務管理論の後期試験の採点をして一日を終える。受講者数も少ないことも幸いして、どうにか一日で片付けることができました。ハッとするようなセンスのよい素晴らしい出来の解答がある一方で、自分の日本語感覚が壊されていくような気分にさせられることもあり、なかなか複雑な気持になります。

  • 2/2 労務管理論の後期試験に備えて、今年の講義ノートを整理して過ごす。ついでに始めた、ファイルをワード・パーフェクトからTeXに変換する作業で数日がつぶれた。Mac環境からの脱出を考えた場合、MSWordがその第一候補となるのだろうが、いかんせん、WordはMacとWindowsでは使えても、UNIX環境では使えない。TeXなら、書く分にはText文書でよいから、どんなコンピュータ環境にも対応しているし、人に渡すなどの場合にはPDFファイルにすればよいということで、その辺はクリアーできる。
    オープンであることと、混在環境で使うということを考えるとTeXということになりそうだということで、試している。WYSIWYGタイプのワープロとは違い、HTML文書と同じく、テキスト文書にタグを打って整形していくので、慣れるまでは一苦労しそうだが、タグ入力用にずいぶんと便利な補助ソフトもあったりして、予想していた程でもない。
    さすがに数学者クヌス先生がコンピュータ組版の数式の汚さが嫌になって作ったソフトということもあって、私が授業で唯一使うハルセー法やローワン法などの分数を使う賃金算出式も綺麗に打ち出すことができたのには感激(笑)。こりゃ、本格的に移行するかな。

  • 1/31 修理に出していたVAIOと時計が戻ってきた。VAIOは1万7000円、時計は3000円で、給料前に思わぬ痛い出費となった。しかし、直っただけによしとしておくべきでしょう。修復できないものは、世の中に多々ありますから。
    2月から発足する「レイバーネット日本」の方から、リンクのご報告を頂いたので、お返しリンク。これまで日本のネット上では致命的なほどに欠けてきた労働運動情報を発信していくサイトです。

  • 1/29 年に1度の大学の定期停電のために月曜の昼までサーバーが停止しておりました。
    先日、新聞に近くのデパートの九州大物産展の広告が入っており、見ると泡盛(久米仙)の古酒が並んでいた。昨年前半は毎晩のように呑んだ久米仙だが、近所のスーパーで取り扱われなくなって、手に入らなくなり、仕方なく他の泡盛を呑んでいた。これはということで、連れ合いに頼んで買ってきてもらったところ、なにやら頼んでいたのとは違う、非常に高そうな古酒10年ものとか、7年とかを買ってきている。
    話を聞くと、なにやら店員さんが非常によくしてくれたらしく、10年ものまで試飲させてもらうと、他のとはまったく違うおいしさに感激。またビンも美しいということで買ってきたとのこと。私のほうとしては、銘酒が手に入ったということでこれはこれでうれしいのだが、しかし、こんな上等な酒は毎日呑むというわけにもいかず、結局、普段用の比較的安い古酒を1升ビンで買ってくる羽目となりました。なんだかんだで、この正月以降、色々な泡盛を買ってはチョビチョビと呑んでいるため、コレクションと化してきた。
    さて明日は、その物産展の最終日。今後のために買い足しておくかどうか迷っている。

  • 1/23 昨日は今年度最後の授業を終えた後、工和会の新年賀詞交換会に出席させていただく。2次会、3次会まで付き合わせていただき、結局終電を乗り過ごしタクシーで帰還。さすがに大田区から家まではタクシーだと結構な値段になりますね。
    今日は長女がテレビデビュー。と言っても、幼稚園の卒園遠足で行ったNHKの「スタジオパークからこんにちは」にギャラリーとしてちょこっと写ったということなんですが。。。連れ合いはしっかりビデオを撮ってました(笑)。

  • 1/18 年末以来、不養生な生活を続けてきたので体重がオーバー気味。これはやばいと、スクワットと腹筋を行う。朝起きると、体が痛くてしょうがない。「なんか去年の冬もやっていたなぁ〜」とその不毛さを思い出しながらも、今日も痛い体にむち打って行う。しかし、簡単に減らない体重に嫌気がさして、また自棄酒をあおる。やっぱりこれは悪循環だなぁ。。。
    ところで、健康にいいのかどうかは全く不明だが、娘たちに風呂をあがる前に冷水を浴びさせている。どうやら癖になったようで毎日続いているのはいいのだが、率先垂範しなければならない身としては大変である。ちょっと後悔している。

  • 1/15 夕飯の後、メッセージボードのログの切り出し作業を行う。実は、このHPのメッセージボードのログは、カンマ区切りテキスト文書となっていって、素のままではこのように無様だし、かといって何十件もある書き込みを手作業でhtml化するという訳にもいかない。99年の過去ログを1年以上にわたって無様なままでさらしていたのだが、年明け・世紀明けということもあって勉強がてらに少し試みてみる。
     その手の本を見ていると、AWKというプログラムを用いて処理できそうだと検討がついた。幾度かの失敗をかさねながらも、晩酌の時間までにはどうにかこうにか形だけは整えることができた。実のところ手作業でやるほうが早く終わったのかもしれないが、スクリプトさえ書ければ、瞬時で処理されるというのは実に気分がよい。ついでにゼミ生用のBBSもと作業をしていたら、日付がかわっていた。

  • 1/12 昨日は今年初めての会議。朝から夕方までは毎月のごとし。ただ、徹夜で出向いたために、帰ってきたらバタンキューとなってしまった。会議の合間にたまたま生協で買った宇沢弘文の『ヴェブレン』(岩波、2000年)が非常に面白く、暇を見つけては読み進め、今日まで延長戦で読みふける。
     ある研究会で東大の某先生が盛んにヴェブレンの再評価の必要性を説いていたので、まずは一般向け入門書ということで手に取ってみた。ヴェブレンに関しては、社会学徒の私としてはリースマンなどに連なる大衆社会論のイメージが強かったのだが、宇沢氏のこの本では、制度学派というアメリカ近代経済学の重要な潮流の始祖であり、かつ60年代以降のラジカル・エコノミクス潮流にも多大な影響を与えてきた彼の思想の魅力が巧みにかつ平易に語られている。
     私の師匠である矢澤修次郎先生の研究もそうなのであるが、あのアメリカ社会のなかで非常にしぶとく(あるいは脈々と)ラジカル派の流れが続いていることを我々はどう理解すればいいのだろうか。『2025年 日本の選択』(岩波、2000年)所収の篠原論文も、アメリカの労働運動の現代史を対照するなかで日本の労働運動に関する指針を示しており、同じことを考えさせられる。
     またコンピュータに関してさえ、同じような動きがある。リチャード・ストールマンが始めた「フリーソフトウェア」という運動(あるいはGNUプロジェクト)が、商業化していくコンピュータ文化に抗いながら80年代に登場し、それが図太くも、完全に商業化されたコンピュータの時代を生き延び、LinuxというOSに連なっていく。そして今やビジネスの側が無視できない存在となってきている。
     様々な形で多様な領域に、ラジカル派の(あるいはオルタナティブを求める)思想が現出しており、それらはアメリカ社会における諸活動、諸慣行、諸制度に影響を与え、そして結晶しているのではないかと予感させる。また、そのことをあまりにも我々は知らなすぎるのではないか。
     現代日本では、さしあたり、「グローバルスタンダード」と喧伝されてきたものが「アメリカンスタンダード」でしかないというところまでは共通了解を得つつある。しかし、その「アメリカンスタンダード」なるものさえ、実は危うい「幻想」でしかないかもしれないのである。そうした相対化をはかっていくことから、我々の住む社会を捉え返すことが必要なのでないのか。そんなことへと妄想を膨らましてしまった。
     ところで、先日、ふと気がつくと、一張羅的に使ってきた腕時計の長針がはずれていた。修理に出したが2週間かかるこということで、結局新しい時計を買わざるをえなくなった。ついでにPCカードのソケットの調子が悪いVAIOも修理に。年頭から修理づいている。自分の体も修理・・・とならないよう、気をつけなければと思う。

  • 1/7 デパートに買物に行ったついでに、与那国の泡盛「どなん」60度を買った。アルコール度数が60度ということで「原料用スピリッツ」となっており、また「火気に注意」のシールまで貼られている。さすがにストレートではむせてしまうが、ロックにして呑むとアルコールのきつさの中にほんのりと淡い甘味がただよってきます。

  • 1/3 正月早々、Macが不調。どうしようもなく、システムを再インストールで半日がつぶれる。毎度、毎度のことだけれど、安定したコンピューティング環境を構築するのにかけている時間を考えると、本当にITって生産性を高めているのかなと懐疑的になってしまう。
    夕方、家族で近くのデパートへ。長女はもらったお年玉で初めて買物を経験した。これから、自分のもっとも苦手としているお金の使い方を、子どもたち教えていかなければならないのだなぁと思うと親になったことを実感させられる。

  • 1/2 元旦、家族で弘明寺に初詣。歩いて行ける近くのお寺ということで出向いたが、さすがに横浜でもっとも古いお寺。弘明寺商店街まで延びた人手の多さにびっくりする。30分ほど並んでようやくたどりつく。娘たちがひいたおみくじは、二人とも中吉。まあほどほどの2001年となりそうです。
    明けて二日は寝正月。年越しで買った「豆腐よう」や、某スーパーの安売りで買ってきた「大トロ」をつまみに、昨年同様、泡盛の古酒で過ごしています。

  • 1/1 新年あけましておめでとうございます。本ホームページも今年で5年目を迎えることになります。これまで同様、本年もよろしくお願いいたします。叱咤激励をお待ちしています。
    ところで、今年の年賀状はプリンター等の関係で手書きとなってまいました。あまりに悔しいので、ホームページ用年賀状(デジタル版)も作ってみました(pdf版はこちら)。