4/5 昨日、研究室でメーラーをたちあげると"Hello from Los Angels"という能天気なタイトルのメールが来ていた。またスパムメールか、と速攻ゴミ箱送りにしようとしたが、気紛れでとりあえず開けてみた(家のメーラーは同メールをスパムメールと勝手に判断して迷惑メールフォルダーに自動的に移動していた)。そうすると2行ほどで「お前は英語で全自の論文を書いてないのか。もし書いてたら、送ってほしい」との旨の英文。んっ?、と思って名前をみると、UCLAのSanford Jacobyとある。 げっ、アメリカの労使関係史の大家じゃないか。日本でも『雇用官僚制』、『日本の人事部・アメリカの人事部』などの翻訳書が出版されており、後者は昨年の院の講義で輪読したばかりだ。 こりゃ失礼があってはならない。あわてて、いそいそと「私の論文に興味をもってもらって光栄です。ただ残念なことに英語の論文はありません。いつか書いてぜひ送らせていただきたい」なんて調子の英作文。そうしたら1時間後には"Zannen desu."(原文ママ)との返事がきた。 しかし、いったいどういう経緯で、一片の面識もないはずの私なんぞに連絡をよこしたのだろうか。あまりにもフランクなメールだっただけに、余計気になる。